2009.04.01
中垣哲也と行く・その2「ハワイ島の魅力は「世界一」の山々であろう。」

カテゴリ:2009年 その他ツアー

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ハワイ島にすごい山がある。

マウナロアといって、島の南西の大部分を占める。しかし、この山はあまり山という感じではなく、
平らな感じで、長い長い山である。
何がすごいかというと、山の重量が富士山の100倍!もあるとのこと。
世界一重たい山が、海底の貧弱な海洋プレートに乗っており、ハワイ島は不安定な存在であるそうだ。

それにしてもスケールが違う・・・・


次の世界一の山は、有名なキラウエア火山。標高は1247mと、一見たいしたことがないように思えるこの山も世界一である。

現在『世界でもっとも活発な火山』と言われるこの山は、20世紀になってから、なんと45回もの噴火をしているのだ!

おまけに『世界一安全な火山』とも言われる気が利いた山であるが、その理由は日本の火山のようにエネルギーをためてためてある時大爆発するタイプではなく、
溶岩の粘り気が少ないために、溶岩をさらさらと流出する健康タイプの噴火であるために、大爆発を起さないのである。


キラウエア火山はハワイ島の東に位置していて、ホテルのあるコナ(島の西側)から遠征する必要があり、
オプショナルツアー(200ドル程度の追加料金で参加可能)の所要時間も11時間となっている。
このハワイ島にきて火山を体験しないわけにはいかないであろう。是非ともお勧めである!!

 

ハワイ島の東の中心地がヒロである。
貿易風が直撃する島の東側は降水量が非常に多く、天候が不安定だと言う。ヒロを拠点に世界一の山々にアタックする。




島の北東に位置するアカカの滝で。

降水量が多く暖かいので、熱帯雨林のような植物が生い茂る。
しかし、ハワイ諸島は太平洋に火山活動で出来た陸地である。
過去に大陸とつながっていた歴史もなく、また大陸から数千キロも離れている。
このため、蛇のような危険な動物がまったく存在していないようだ。安心して森歩きも可能なのだろう。




水量に圧倒される。




キラウエア山の中腹で。溶岩が流れた縁はこうなっている。「ギリギリ助かったライン」





溶岩の大河。実際に流れているとき、ここはどれくらいの温度があったのだろうか。





極北には「暁の女神」が存在するが、キラウエアの火口であるハレマウマウには『ペレ』という、火山を司る女神がいるそうだ。

地球上どこへ行っても女は強いのだ。





この火口はキラウエア・カルデラのごく一部に過ぎない。

実はキラウエアの火口は、徐々に南東に移動していて、その東斜面に噴火口がある。




キラウエア火口から南東の海岸に向かってたくさんの火口がある。これは年月とともに、噴火口が転々としているためである。

それらの火口をたどるように道が付いているが、その名を「チェーン・オブ・クレーターズ・ロード」と言い、海岸までつながっているようだ。




溶岩が流れて作られたトンネル・サーストン溶岩トンネル。





その中を歩くと、溶岩の熱のすさまじさが伝わってくる。岩石が熱で解け、鍾乳洞のように垂れ落ちているのも見られる。





今回、現地案内でお世話になった「Big Island CREST」さんが用意してくれた豪華お弁当。

それにしても隊長の和田さんはよほど勉強しているのだろう。実に物知りで、このツアーに参加されたなら必ず楽しませてくれるだろう。





キラウエアの東斜面に位置する溶岩台地:カラパナ地区で。





火口から何キロも流れた溶岩が、やがて海に到達、煙をあげる。





満天の星空が見守る中、溶岩の荒野の向こうに見えるは、海に流れ込む真っ赤な溶岩。

星も地球も燃えているのだ。この光景の中で、私も燃えた!




帰り道、ハワイ島を横断するサドル・ロードで。マウナケアとマウナロアを分断する道でもある。

山頂まで行かなくても、この星空である!南十字星が上がってきた。何年ぶりに逢えたであろうか。



さて、今度はツアーのメインである、この島のサミットへ。

究極の星空体験の舞台であるマウナケア(4200m)は、実は海底から計測すると9600mにもなり、ある意味、世界一高い山と言えるのだ。

その山頂は、世界中でもっとも天体観測にふさわしい究極の星空がある。
天文学の最先端の観測が行われている。晴天率は97%ともいわれ、まさに世界一宇宙に近い場所と言えるだろう。




全米屈指の広大な牧場を見渡しながらひたすら上を目指す。




雲の中に突入。でも、心配ご無用。やがて抜け出るだろう。





高度2800mにはオニヅカ・ビジター・センターがあり、ここで1時間希薄な空気に体を慣れさせる。





雨が降ったと思えば、次の瞬間虹が出ていることも珍しくない。シャッターチャンスは次から次とやって来るのだ。





空気が薄いので車の調子も悪くなる。アクセル全開でやっと登る感じらしい。

雲海の上に出た。最高の星空が期待できる!!




ほぼ頂上付近。写真には写っていないが、数々の天文台が見えている。
長年憧れたマウナケア山頂が見えてきたのだ!
空気もかなり薄く、車から降りるのも、ゆっくり動かなくてはならない。




ついに山頂に到着。
右に見えるのが、世界の天文学の最先端を行く、国立天文台「すばる」である。




まるで飛行機に乗っているような景色である。



日没後、各天文台の窓が開き、ドームが回転する。

うわ〜。何とも言えない感動。


日が沈んで30分以内に車は退去しなくてはならない。
車のライトが観測に悪影響を及ぼすためだ。




頂上から車で数分、数百メーターの標高を下りたところで陣取り、星空を待つ。

ここは北緯20度。アラスカの天体の動きになれてしまっているために、ここハワイでは太陽が沈んでから、一気に暗くなる感じがする。

完全に暗くなる前にもう冬の天の川が見えてきた!この辺は淡い部分でもあり、日本ではこのような経験がない。

すごい!








冬の星座がオンパレード状態。黄道光が当たり前のように見える。
しかしながら、ややガスってきたようで、輝星が大きく見える。




シリウスとオリオン。
たまたま空の状態が完璧ではないが、それでも微細な星の光りまでも十分。

このような場所に、一生のうち、何度訪れることが出来るだろうか。


視察レポート・その3<オアフ島編>へ続く
 

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